Claude Debussy / DEUX ARABESQUES in E major

ドビュッシー「二つのアラベスク ホ長調」です。ドビュッシーで一番好きな曲は、やはり「月の光」でしょうか。でも、この全然アラベスクらしくないアラベスクも小さい頃から大好きで、何度もくり返し聴きましたねぇ。全然どうでもいい話ですが、中学生の頃、いまgroovy dictionaryを一緒に作っている沼田氏とやはり一緒に作っていた壁新聞の名前が「ドピュッCー・タイムス」でした。照れ隠しで、大好きなドビュッシーをもじって無理矢理卑猥にしているところが、厨房らしい青臭さ満開で微笑ましいですね。内容ですか?「皆殺しの雄叫びをあげ、戦いの犬を切って放て!」とか「造反有理」とか、しょうもないことを書いてました。

肝心の曲ですが、なんて言えばいいんでしょう…、ほんとに水の中を漂っている感じというか、シフォンを敷き詰めた上でうとうとしている感じというか…。ぼくが考える「優雅」という言葉は、まさにこの曲に体現されていると言っていいと思います。例えば仕事をサボって、どこか人気のない美術館かどこかに行ったりなんかして。偶然マリ子に出会ったりなんかしたら、絶対この曲が頭の中を流れるんじゃないかなー、なんて。

そういえば、ドビュッシーの娘のあだ名って、chouchouじゃなかったかな?