'the roosters / sad song'

ついに見果てぬ'悲しみの理由'――現象として、ただ、'悲しい'ということ。ガソリンの揺れることない空虚。そのスクラップの上にも未来は巡る――たましい。少しだけ息を吸った。生きてる。大気に震える'うた'が聴こえた。吹きぬけたやさしい風――それは、もはや、母と呼んで差し支えないのかもしれない。土。その民の。