かの香織 / familia
右と左にはじけとぶファミリア――欠片――みっともなくも這いつくばって、それでも掻き集めては、映る、すでに違ったいくつもの未来を――紅茶。砂糖とジャム。夢から覚めて。願わくば、その部屋を、抱きとめて――ウインター・エアー――駆け抜けていった、たくさんの奇跡のことを。
右と左にはじけとぶファミリア――欠片――みっともなくも這いつくばって、それでも掻き集めては、映る、すでに違ったいくつもの未来を――紅茶。砂糖とジャム。夢から覚めて。願わくば、その部屋を、抱きとめて――ウインター・エアー――駆け抜けていった、たくさんの奇跡のことを。