chibinova

lfc2004-05-02

坂本真綾vs水樹奈々
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http://artifact-jp.com/mt/archives/200309/sakamotomizuki.html
どうも遊佐未森谷山浩子種ともこといった辺りは、ミニハンド氏の聖域という感じで、わたしは言及しづらいんですよねぇ。例のアーカイヴに備えて、そろそろ自分の中のそういうイメージも払拭していかねばならんのですけど。というわけで、上記リンク内の「オタクは、谷山浩子ZABADAK遊佐未森新居昭乃菅野よう子といった辺りがなぜ好きなんでしょうか。」*1という疑問に応える形で、「なぜ好きになったか」の一例を挙げてみます。わたしが初めて聴いたZabadakのアルバムは、『十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた。』でした。とにかくタイトルを見て、これを聴かずしてどうする、という感じで。まぁ名前だけは知っていたのだけど、なんとなく聴く機会を逸していたんですね。だからリアルタイムではなく、ちょっと遅れだったと思います。どっちにしても、すでに上野洋子さんが抜けた後でした。小学生の頃から*2とにかくファンタジーもののゲーム、って言ってもテレビゲームではなくて、テーブルトーク*3ゲームブックの方に狂いまくっていたわたしは、多分に洩れずそっち系の音も大好きになりまして、まぁ情報とかないんで、苦労してそういう音楽を漁ったものです。親が熱心なクリスチャンだったおかげで、もともと好きだった西アジア北アフリカの音楽にはこと欠かなかったのですが、やっぱり北の方はなかなか。でまぁ中学生のとき北欧へ行く機会に恵まれまして、現地でたくさんミュージックテープを買い込んできました。もちろんポップスではなく、ご当地の民俗音楽ものです。いまでも何本かは手許に残っています。高校を中退する辺りからは、もうふつうにロック一辺倒で、あまりそっち系を積極的に収集することもなくなってきたのですけれども、再び火を点けてくれたのが、ハタチ過ぎの頃だったかに耳にしたCMの音楽・・・たしか手塚理美が出ていた、オーガニックなんとかっていう健康食品か何かのCMの音楽でした。もう気になりまくって仕方なく、テレビ局に電話してその曲のことを訊ねてみたのですが、「音源化はされていません」とあっさり。落胆しましたねぇ。で、ちょうどファイナル・ファンタジー5のサントラを買って「はるかなる故郷」にハマりまくり、ケイト・ブッシュも『センシュアル・ワールド』で民俗音楽へぐんと歩み寄ったりしたこともありまして、もうもんどり打ってなだれ込んでいった感じです。渚十吾さんの『太陽レンズ』に至っては、もうアリスとマザー・グースでコテコテに固められたアルバムで、わりとトドメっぽかったです。ただわたしの場合、いろんな嗜好が完全並列で同時に進んでいて、何か「それだけ」を追っかけているわけではないので、抜け落ちてる部分も多いのですが。まぁどっちにせよ、メインストリームに拮抗しうるようなダイナミズムのあるものを好きになることは少ないっぽいです。当たり前ですが、「少ない」のと「まったくない」のとは違います。痴漢は犯罪です、ロリコンは病気です。あと詩人の血*4のブックレットを見ていて、新居昭乃がコーラスで参加していることに今さら気付いた。

追記:いまキーワードで奈々たんのとこに飛んでみたのですが、『NOeL -La neige-』がキーワード登録されてない・・・_| ̄|○ ということは、もちろん『バーチャコールS』とかもされてないんだろうなぁ・・・。たぶん最後のラネファンサイト*5を貼っておきまつ。あ、排泄モノのCGとかも置いてあるので、そういったものに嫌悪感を抱かれる方が訪問される際は、じゅうぶん御注意ください。

*1:「なぜオタクは、谷山浩子ZABADAK遊佐未森新居昭乃菅野よう子といった辺りが好きなんでしょうか。」の方がすっきりするんだけどなぁ。つかなぜオタクは、「オタク文化考察サイト」に来てまでオタクって単語を他人事みたいに遣えるのだろう。そっちの方が不思議だ。三流評論家でさえ日本人のことを批判するときには、「我々日本人」って言い回しを遣うってのに。

*2:『ET』を封切で観に行ったとき、冒頭のシーンがD&Dだってすぐわかったんで、10才以前からやってますね。

*3:http://www.d2.dion.ne.jp/~arcane/whattrpg.html

*4:辻睦詞 http://www.mutsushi.com/:atami http://www.atami.ne.jp/

*5:つか、ラネ原画家さんのサイト。管理人さんがすごいクラシック狂の方で、ディスクレビューがとても読みごたえあります。もちろん奈々たんも応援しておられます。