帝劇三人娘 / 恋の発車オーライ!

田中公平氏の力量について、今さらここで言及する必要はないかと思われますが、一応わたしクラシックであるこの曲を紹介しないわけには参りません。ブルージーなビッグバンドの演奏に乗せて"あの"帝劇三人娘がわずかに和風味を帯びたメロを歌う。これが悪かろうはずがありません。フロア映えもバッチリなキラーです。あえて申すならば、エゴ・ラッピン風とでも言いましょうか。確かに歌唱力では劣りますが、声優である彼女たちは、それを豊穣なキャラクター性で肉付けする、あるいは自分で自分を極端にデフォルメするというイメージ喚起力でカバーしています。実はこの曲、ユーロビートバージョンも存在します。