細野晴臣/『はらいそ』

いわゆる、トロピカル三部作といわれる作品群の三作目にあたるアルバムです。YMO結成直前のアルバムで坂本龍一がシンセで、高橋幸宏がドラムで参加しております。そのせいか気のせいか三部作の他の二作品よりかは、若干電子楽器率が多いような気がします。YMOをリアルタイムではっきり知らない僕にとっては当然ながら、このアルバムを聴くことになるのはYMOを知ったの事で、初めて聴いた時にはすでに、細野さんファンになってしまっていたので、あまり冷静に好悪の判断がつかない状態でした。(です。) きっと多くの人が僕と同じようにYMOより後に、この作品を聴いたのではないかと思います。できれば、そういった前知識なんて無い状態で聴きたかった、いやそれより、前知識の無い人の聴いた感想がききたいなとか考えました。

しかしながら、冷静な好悪もつかないと言いましたが、前知識なんかなくても僕はこの作品を気に入ったであろうなとも思います。なぜか?やはりヘンテコリンだからです。変な音楽って、それだけでまず何かしら発見があるということですからやはりスゴイんだなぁと思いました。

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-song list-

  1. 東京ラッシュ
  2. 四面道歌
  3. ジャパニーズ・ルンバ
  4. 安里屋ユンタ
  5. フジヤマ・ママ
  6. ファム・ファタール~妖婦
  7. シャンバラ通信
  8. ウォリー・ビーズ
  9. はらいそ