'galaxie 500/1987-1991'

僕の大嫌いな'演技'、そして、僕がいつもしている'ふり'が、ここには最初からない――「青い稲妻を見ている」「ラジオが吹雪を告げている」「木々が腐っていくのを眺めている」「雪が降っている」........ そして、ここでは何も起こることがない、と気づく。できることなら僕も、ずっと'ここ'にいたかったと思う――逃げ出した僕は。叩きつけた玩具の鳥、くちばしは割れたままで。冬の給水塔の上、ずっと待っていた夜が僕を忘れていく。