rooster,swayin’ in the air (still,but now)

空に光る

'rooster,swayin' in the air (still,but now)'


ひとつだけわかっていること。僕はいま、大江慎也についてを書きだそうとしている――夜が来るたび、おちつくところもなくさまよう、あのこころを――翼を削り続ける風は、私たちの罪――罪――ベッドのまわりをすき間なく、とりまいた冷酷な顔が、コントロール・ミサイル・キャリアによって照射される――君が。俺が映る。失われるたましいに血が流れる。焦点はずれたまま――それでも、瞼は閉じたくなかった。グッド・ドリームス、ハッピー・タイム。ファンタスティック・ワールド。眩しすぎた光が、影だけにして残す――とても気持ちがいい――涙が流れていることに気づいたのは、失った、その後だった。