大熊慎也

今日は素敵な出会いがありました。ツタヤで店員に間違えられて「いや、違うんですが」と言ったのですが、「娘にこれを借りて来て欲しいと言われたのですが、場所わかりますか?」とこっちの顔色を伺わず言われました。大概、そういうおばちゃんはこめかみにサロンシップを十分の一位にしたのを貼ってたりとか、プロレスラーの履いてるスウェットを履いたりしてる人が言いそうなのですが、今回は気品のある朝丘雪路のような方だったのです。多分、いいなずけの男の人と結婚して、「俺がいない時はお前が家の事を守るんだぞ」と家に閉じ込められていた女の人なのだろうと想像し、ここがツタヤという事も知らない人なんだろうなと考えながら「男女七人秋物語5.6」と書かれたメモを片手にビデオがあるラックまで引率してビデオの在庫を確認して渡しました。そして高級婦人は「ありがとうございます。」とレジの方へ向かいました。会員カードは持っているのかなあとか、小銭は持ってるのかなあとか気にしたのですが、そんなことより、「男女七人秋物語」を借りてこいという娘さんはいくつでどんな人なんだろうと。恐らく、ミニスカートが大好きで、好きな食べ物はポテトチップス、買い物はお父さんと一緒に阪急百貨店で、ハ−ゲンダッツよりはサーティーワン派な内弁慶な36歳独身。好きなタイプは加納竜。といった感じの人かなあと思いました。