大熊慎也

バイト先に早く着いたのでバイトの時間まで工事現場を見ていました。マンションを建てるみたいでかなり地面を奥深くまで掘ってました。シャベルカーというのは動いてるのを見るとかっこいいですねー、子供の頃の男のロマンっていうのはシャベルカーだったかもしれないです。石原裕次郎がクルーザーに乗ろうが、森田健作が剣道をしようが、子供の頃のロマンはシャベルカーでした。彼女ができたらシャベルの中で弁当を食べるのだと思っていたかもしれないです。「明日は先っちょを三つ枝にわかれたので食べような!将来はKATOのシャベルに乗せてやるさ」とか言いながら。結婚式でシャンパンを注ぐ時にユンボーで注がれたらその人と結婚したくなるかもしれません。それくらい今日の現場は魅力的で、現場の人がシャベルの中に向かって立ちションをしていのも粋なはからいでした。